甘いものはさほど好まない父がこれだけは食べた、という娘さん作のパウンドケーキ。最期までの時間を良い時間にできました、ありがとうございますとお礼としてたくさんいただきました。 頂き物に込められた思いを噛み締めながらいただきます。
数年前にお看取りした方のご主人が元々当院の近くの畑で農業をやっており、不定期にこうして当院へ農作物や野菜の苗を持ってきてくださいます。それ自体も非常にありがたく、元々考えている理念が具現化している嬉しさがあるのですが、最も嬉しいことは僕が不在でもこうして何度も足を運んでくれるという事実です。かつて妻を看取った主治医に会いに来る人のではなく、ココロまち診療所という空間に行きたいと思ってくださっている証拠だと思います。自分がいなくても理念を具現化できつつあると感じる、大変ありがたい場面です。
コロナワクチン接種に来た方からいただいたそうです。ワクチン接種という単発のイベントの時にこういったものをいただけるというのは、土地柄なのか当院の特性というべきなのか。通常の医療機関ではなかなかないことですよね、たぶん。