本日はココロまち診療所のある用田の中丸地区の町内会総会でした。46軒しかない地区ですのでもう知らない人はいない…と思いきや、意外と転入してくる方がおりますので初めましての方もおります。
最期までの3年間を伴走させていただきました。「最期は手を握って、家で」と2人で交わした約束を守ることができました。 オムツは最期の日に1回だけ。最期の日まで自力でトイレに行き、食事も摂っていました。最期を迎える数分前まで笑っていたそうです。状態が悪化してから半日弱、家族に見守られる中最期を迎えました。皆で着物に着替えて旅立ちの準備をしました。どうやったらこんな人生を歩めるのだろうと、深く考えさせられました。
1月は往診が多くなかなか忙しい1ヶ月でしたが、2月は普段と同じ程度の業務量に戻った印象です。新患14名、自宅看取り3名、施設入所7名、療養病棟へ転棟3名、病院から死亡退院2名でした。ここ3ヶ月は新患と終診となる方の数がほぼ同等となっており、現在の地域における在宅医療ニーズはプラトーに達しているのかもしれません。経営的には安定しており、先月は過去最高の売り上げ・利益となりました。人と物に投資するべく、2月はPOCT機器(迅速検査機器)の勉強会を何度か開催しました。現在どの製品が在宅医療の場面におい 続きを読む >>
こっちはNT-pro BNPを迅速に測定できる機器です。他にもD-ダイマーやCK-MBなども測定可能です。小型で使いやすいです。 在宅医療の質を高めるために何が必要か、という問いの答えの一つとして「多様な病態に対して適切に対応できる体制を構築すること」を考えています。そのために在宅で出来ることを増やす努力をするというのは大事だと思います。
今月は何社かにPOCT機器の説明会を開催してもらっています。こちらはHbA1cを迅速に測定できるPOCT機器です。このくらいの大きさなら持ち運びできます。在宅でも使えそう。 既に導入済みの血液ガス検査機器と同じメーカーさんの機器です。ありがたいことに試用期間としてレンタルさせてくれました。何度か使ってみます。
寒い日々が続きますが、訪問先で春の訪れを実感します。四季の変化を感じること、周りを見渡す余裕を持つこと、いずれも大事なことですね。 季節の変化が訪問先の会話の種にもなります。ありふれた日常会話の中に、その人が大事にしていることがいくつも散りばめられていることが多いです。