新患18名、終了となった方は13名。新患のうち10名は綾瀬市在住の方で、この一年同様のトレンドが続いており綾瀬市の在宅医療ニーズの高まりを感じます。一方で藤沢市からの依頼は数年前と比べて緩やかに減少し、その状態で維持されています。藤沢市内は在宅医療を行う医療機関がかなり増加しているためその影響と思われます。夜間の往診は6月に続きゼロ、深夜の往診もゼロでした。診療においては管理栄養士の関わりが少しずつ増えてきており、チームとして今までより多面的な関わりができるようになってきました。まだまだ試行錯誤の過程ですので今後も紆余曲折しながら、質を高められるよう努力していこうと思います。
他大きなイベントとして、7月をもって週1日勤務していた医師が退職しました。臨月ギリギリまで働いて下さったことに感謝します。この医師に限らず子育て世代が安定して働くことができる組織にしていくことは、今後労働人口も減っていく中で非常に重要なことだと思います。そのためにはそういう文化であることを組織内に浸透させていくことも重要でしょう。またこの医師は現在いる医師と異なり、初期研修を終えてからすぐに家庭医療の道を歩んでおり、体系学的に家庭医療を学んできている医師です。現在の在宅医の多くは他の科で勤務してきて何らかのきっかけで在宅医になっています。そのため体系学的に学ぶ機会がなかった医師が多く、独学と経験に基づいて診療しています。この違いは医師の人数が増えていくと大きく、土台となる部分の知識と文化が共有できるかという点において将来的に重要になります。今後若い医師が入職した暁には大事にしていきたいポイントです。
他、今更なところはありますがオンライン診療を安定して行えるようになってきました。対面でなくても問題ない場面に限られますが、選択肢が増えたことは非常に良いことです。
診療以外は、実習は学生が夏休みのためお休みです。移動販売やキッチンカー、定期的に来てくれる障害事業所、不定期に草刈りに来てくれる連携医療機関の職員といった部分は相変わらずです。だんだんと特別な、非日常的な出来事は減っていき日常的な出来事が続いていく空間になってきた実感があります。
8月は学生実習再開、YouTubeチャンネル設立準備、流しそうめん準備など、暑い日々ですが相変わらずたくさんの動きがありそうです。
写真は一時期やってきた猫です。人懐っこく誰かが飼っていた可能性が高く、怪我をしておりどうするか悩ましい時期がありましたが、無事に近所の方が保護して獣医に連れていき、今では元気に過ごしています。