新患15名、自宅看取り4名、病院での死亡退院1名、施設入所2名、外来通院への復帰1名、療養型病院への転院1名でした。患者数は245名となっています(9割以上が自宅にお住まいの方です)。特筆すべきは、臨時往診と電話再診ともに大幅に減少したことです(臨時往診は前月から17件減って25件、電話再診は6件減って12件)。夜間・深夜・休日の往診もそれぞれ1件・1件・2件と少なく、端的に言えば平和な1ヶ月だったと言えます。利益は売上の15%程度を維持しており「そこそこの頑張りでそこそこの経営状態を維持する」という状況を維持できています。
11月の大きな取り組みとして、法人の救急チームに夜間待機を依頼し始めたことがあります。今のところは月曜日・火曜日の夜間だけですが、これによって常勤医の負担軽減だけでなく実はコストダウンにもなっています。質を維持あるいは高めるためには双方の意見交換が必要ですが、今後継続的に行なっていきます。また、月末から業務効率化と質の向上を目的として、音声聞き取り・文字起こし・要約のためにCLOVA NoteとChat GPTを活用し始めました。そして看護師募集を大々的に開始しました。現在最も重要視しているのは「継続性」であり、このためには「そこそこの頑張りでそこそこの経営状態」「下の世代が継続的に入職・見学・研修に来る」「業務の見直しと委譲、ICTやAIなどの活用」などが必要になります。そのために出来ることを少しずつ始めています。
診療以外では、横浜市立大学医学部の学生実習が今年も終了となりましたが実習以外でも学生が屋外作業のお手伝いに来てくれています。これは当院のスタッフが個別に連絡を取り、日程を調整して実践しているもので、上記の継続性の観点から非常に重要な取り組みと言えます。また、医師会から依頼のあった市民公開講座での講演をさせていただきました。月1回のペースで対外的に活動することを継続できており、教育・啓発を目的として今後も継続していけたらと思います。12月も2回講演する機会をいただいています。農業に関しても、ようやく「継続性」を意識したやり方を掴んできたと感じています。
写真は当院のSNSによく登場する院長の奥様です。最近奥様も院内に入ってくるようになりました…