8月が終わりました。新患は18名と6月と並ぶ過去最多、看取り4名、施設入所1名、病院看取り1名でした。日中の往診の件数は前月よりもかなり増えましたが、休日と深夜の往診はゼロでした。
8月の特筆すべきこととして寒川町からの訪問診療の依頼が複数件来たことです。寒川町への訪問診療は今まで1件だけでした。医師2名体制になってそれに慣れてきたおかげで少し訪問エリアを拡大することが出来ました。周辺エリアの在宅療養支援診療所にご挨拶に行くこともできました。これは開院当初以来の出来事です。在宅医は絶対数が少ないため、競合相手であっても可能な限り連携が取れるような関係性でありたいというのが僕の考えです。
院内勉強会や学生の研修受け入れ、見学対応といった毎月恒例の出来事はもちろんとして、新しく巻き爪の自費治療を始めました。常に新しい知識や技術を取り入れ、診療の質を高める努力、見たことがない病態や病状へ対応することができるように努力する義務があると思っています。
8月最大のイベントとしては流しそうめんがありました。昨年こそ平日午後に行い課題も多数ありましたが、今年は以前同様の土曜日午後に戻し、何組かのご遺族とのんびりした時間を過ごすことができました。繋がりを重要視している当院にとって重要なイベントです。少しずつ形を変えながら続けていけたらと思います。
様々な試行錯誤と工夫を積み重ねても院内において課題がなくなることはありません。来月も課題と向き合いながらもがく日々になりそうです。きっと課題が消える日は永遠に来ないのでしょう。しかし、課題がある=成長のチャンスですから、糧にしていけたらと思います。全員がそう思えればいいんですけどね。