10月が終わりました。10月は過去最高、実に15名もの新規のご依頼をいただきました(うち9名が初診に繋がりました。残り6名は11月初診となります)。自宅看取りは1名、病院での看取りが3名、施設入所2名でした。
常勤医2名体制となって実質初の1ヶ月でした。様々な混乱はありましたが、イレギュラーな事態含め色々な経験を全員が積んだことが大きな財産となったと思います。全体の3割強の患者を移行し、新患も最初からお任せする場面も出てきています。また10月中旬からMSWが入職したことにより、新規依頼への対応は今まで事務と看護師がやっていましたがその業務の大半を移譲でき、さらには幅広い困りごとへの対応が可能になりそうな状況になりつつあります。これらを成し得るにはやはり個々あるいはチーム同士のコミュニケーションが不可欠であり、様々なやり方でのコミュニケーションを継続していきます。
診療以外では今まで通り医師会業務や学生実習の受入をしつつ、新たな取組としてキッチンカーの誘致、障害事業所の屋外活動の場の提供を開始しました。キッチンカーは同じ藤沢市内の魚屋がやっているもので、診療所のある御所見地区はスーパーがなく人によっては魚を食べる機会が非常に少ないという地域課題の解決と、店側の新たな顧客獲得や地域ニーズへの対応、当院スタッフの福利厚生や自然な繋がりの発生といった様々な可能性を秘めた取り組みだと思っています。盛況につき、11月からは定期的に来てくれることになりました。
障害事業所の屋外活動については、天候次第ですが定期的に事業所の職員と利用者が当院に来てくれて、現時点では草刈りをやってくれています。屋外活動を行いたくても行える場所はなかなか無いそうで、当院としても草刈りの手が行き届かないところをやってくれるので助かっています。このようなWin-Winの関係性を構築・維持していくことで、ゆるく負担の少ないつながりを維持出来ると思っています。
今年は昨年以上に農作物の収穫が順調で、屋外の産地直売所は盛況です。我々自身の食卓の彩りは昨年の比ではないほどに豊かになっています。恵まれた環境であると思います。写真はジャガイモの花です。紫色の芽が出る品種なのですが、花も紫色です。