3月が終わりました。一言で言うと「キツかった」
お看取りした3名の方は短期間で状態が変化し、深夜や休日の対応を何度も必要としました。さらにCOVID-19クラスター発生がありました。その結果臨時往診19件、休日往診2件、深夜往診5件、夜間往診2件はいずれも前月よりかなり多くなりました。算定の発生しない電話対応を含めるとさらに多いです。これに加えてコロナワクチン3回目接種、発熱外来、年度末業務に追われた1ヶ月でした。加えてスタッフの退職・新職員の面接、診療報酬改定の情報収集と必要文書の準備や届出準備、4月以降の業務体制再構築など、多様な業務に追われていました。新規の紹介は残念ながら何件かお断りせざるを得ませんでした。
しかし忙しさを理由にそれ以外を疎かにすることはしません。
協力農家の支援のもと畑を始動してジャガイモを始めいくつかの作物を収穫、筍の収穫、草刈りなど、環境整備にも乗り出しています。診療以外では、初めて複数回実習に来た学生を受け入れました(添付写真)。学生実習は今年も順調に進んでいます。毎回学生の個性、リアクション、言動に刺激をもらっています。スタッフたちも学生と自然に接してくれており、学生にとっては良い実習となっていると自負しています。他にも当院の取り組みが卒業論文となったり、何年かぶりの再会があったり、ついに建築中家屋が完成したりと、毎月のようにイベント盛りだくさんの1ヶ月でした。
個人的に最も大きな変化だと感じたのは、スタッフのマネジメントをほぼ完全にスタッフへ移行できたことです。元々僕はきめ細やかなマネジメントは出来ないですし向いていませんでしたので、他のスタッフへ移行を進めていました。徐々に移行して3月で完全に移行できたと感じます。お陰で診療に集中できるようになり小さなミスがかなり減りました(ゼロにはなっていません)。地域づくりへ向けられるパワーも確保出来ています。余力を注ぎ込んで専門医試験の準備をしていましたが間に合わず、来年に持ち越しとなりました。
4月からは新たな体制となり、診療報酬改定への順応を優先しつつ診療を行い、新建物での様々な取り組みを始動させていきます。今までは医療×農業でしたが、4月からは農業以外の色々が登場してきます。乞うご期待。