2月が終わりました。自宅看取り2名、病院での看取り1名、施設入所1名の合計4名が訪問診療終了となりました。新規の紹介を全て断っている割に患者数が減っていないのはなんでだろうと思ったら、元々診ていた方の同居家族が新たに3名新規訪問診療開始となったからでした。結局1名しか総患者数が減っていません。1か月で0~2名程度しかお看取りしない当院では患者数がなかなか減らないのも当たり前ですね…医師1名の医療機関で新規をガンガン受けるには、もっと多くの方をお看取りしないと無理ということでしょうか。色々と犠牲にすればもっと数をみることは出来るでしょうけど、それはしません。3月も引き続き新規の紹介はお断りせざるを得ない状況と思っていただけますと幸いです。2月は電話再診5件、臨時往診10件(うち処方目的が2件、看取った方の往診が5件)といずれもかなり少なかったです。深夜と夜間の往診は1件ずつ、いずれもお看取りでした。休日往診は今月もゼロで、2020年10月に1件行ったのを最後に休日往診していません。当院の患者が他の医療機関と比べて軽症なのか分かりませんが、2020年8月以降往診の数はかなり減っています。こういった現象の分析を行える頭脳が欲しいところです。診療以外では、まず農業開始に向けての準備を始めました。具体的には残った野菜の収穫や畝立てなどです。春休みに入った大学生がボランティアに来てくれるようになり、農作業や庭仕事を手伝ってくれています。他には今までやっていなかった外看板のペンキ塗りも。また、2月は横浜市立大学医学部の学生2名が実習に来ました。COVID-19の流行と非常事態宣言により大学生の授業は大半がオンライン、部活動は中止と生活に大きな影響が出ており、正直気の毒だと思いましたが接する学生は皆優秀でした。他には余った大豆で納豆や湯葉を作ったり、ご遺族から植木やネギの苗を頂いたりと相変わらず気ままに過ごしています。3月も学生実習があり、農業も徐々に始動していきます。引き続きマイペースにやっていきます。写真は病院で看取りとなった方が生前手掛けた作品たちです。これ以外にも戴いたものがいくつかありとてもありがたいのですが…彼女の最期は、もっとやれることがあったのではないかと後悔が残っています。ご遺族が納得していることは救いですが、御本人がどうだったかは今となっては分かりません。