11月が終わりました。先月3名お看取りして空いた枠に新規のご依頼を4名いただきあっという間に枠が埋まりました。11月はお看取りゼロ、死亡退院1名でした。
特筆すべきは臨時往診が7件(うち深夜と夜間1件ずつ、休日はゼロ)という少なさでしょう。看取りこそゼロですが全体的に病状が安定していたわけではないので、他事業所との連携や当院のみなし訪問看護による早急な対応が出来ていたことが要因ではないかと考えています。
10月に続きインフルエンザワクチン接種の多い1か月でした。施設の集団接種などもありましたが混乱なく終えることができました。しかしワクチンの供給は充分ではなく、どこに問い合わせても接種できないという内容の電話が散見されています。状況はいつか解決するものなのかどうか…
また11月から神奈川県指定の「発熱診療等医療機関」となり、発熱患者の外来診療を受けることにしました。と言っても当院が見ることの出来る人数などたかが知れていますが…少しでも地域のニーズに応えられたらと思います。今のところ受診したのはまだ数人です。COVID-19の唾液PCR検査キットは常備していますが、使用したことはまだありません。
診療以外においては薪ストーブに火が入る場面、玄関先に野菜が置いてある場面が増えたことが大きな特徴として挙げられます。また、主にワクチン接種を目当てに当院へ初めて足を運ぶ方が増えました。農業が軌道に乗ってきたことで農業を通じて近隣の方と繋がることができていると感じる場面が増えています。スタッフの一部が農作業を時に手伝ってくれるようにもなってきました。
医療機関として提供する医療やケアの質を高めることは当然として、地域のニーズに応えられる体制を構築することが急務であり、そのために看護師と医師の増員を目指していますが今のところ採用にはこぎ着けず。焦らずのんびりやっていくしかなさそうです。地域づくりに関しては上記のように農業を通じて生まれる繋がりが意外と多いと感じており、こちらも地道に続けていこうと思います。
写真は2軒の訪問先で見かけた花です。見た目はピンク色の彼岸花ですが、ダイヤモンドリリーという名前だそうな。来年株分けしていただけることになりました。