7月が終わりました。今月はお看取り1件、新規の方2件と増減は非常に少ない1か月でした。平日日中の臨時往診は15件と前月の約2倍に増加しました。内訳を見ると気温の上昇に伴う脱水や生活の中でのアクシデント(火傷)を除くと、比較的長期間状態が安定していた方が徐々に弱ってきたことによる往診が多く占めていました。夜間往診は2件、深夜と休日の往診は1件ずつと前月とほぼ変化ありませんでした。
今までも訪問枠の捻出に四苦八苦してきましたが、今月はまさに「ない袖は振れぬ」という状況で、もうどうやっても枠を空けられない状況が続いています。連携医療機関からの打診もお断りせざるを得ない状況です。
当院は特定の疾患や科に特化している医療機関ではなく総合診療科なので、お看取りが特別多いわけではありません。月によって差はありますが大体1か月に1~3名をお看取りすることが多いです。お看取りが少なければ当然枠は空きません。他に枠が空く要因としては施設入所、療養型病院入院、転居などがありますが、それは年間に数えるほどしかありません。
何が言いたいかと言いますと、常勤医1名体制で質を保ちつつ診療できる人数は現在の100名弱が限界ということです。常勤医2名体制の構築を目指して頑張ります。
診療以外ではそれぞれ別の訪問先で水槽、メダカをいただき診療所の縁側で飼うことにしました。日々成長を見守っています。他にはFMヨコハマの「街角リポート」で取り上げて頂いたり、あちこちからお中元を頂いたりそれをみんなで昼に食べたり、購入した八幡平バイオレットを軒先に吊るしてみたり、平和な中にも色々なイベントがありました。最大のイベントは新たなスタッフの入職です。今までのスタッフは僕自身が前職までの仕事のどこかで繋がった縁からの雇用でした。全くの初めましてからの入職は今回初のイベントで、日々勉強になっています。
個人的には医師会会報の編集業務、雑誌の特集の執筆業務、在宅医療連合学会のポートフォリオなど締め切りに追われる1か月でした。いずれも何とか無事に切り抜けています。
8月はいよいよ梅雨明け、畑に本格的に取り掛かれる…だけでなく本業の方も恐らく熱中症や食中毒など気を付けないといけないイベントが多いので忙しい1か月になるでしょう。COVID-19の影響も少なからず感じていますが、8月も日々頑張ります。