4月が終わりました。新規が7名、訪問終了が4名(自宅看取り1名、施設入所3名)、合計患者数92名となっています。
4月の特徴として、1つ目に電話再診16件と普段よりも非常に多かったことが挙げられます。これは新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、状態が安定している方は訪問せずに電話再診にしたことが原因です。2つ目に往診が9件と非常に少なく、内訳も夜間往診1件、深夜と休日往診はゼロと大半が日中の往診だったということが挙げられます。休日往診は2か月連続でゼロでした。重症度の高い方などを毎週フォローすることで往診の件数を少なくできたのだと思います。
3つ目に新規7名のうち4名が僕の外来に通院していた方だったということが挙げられます。長年フォローしている方の中にはギリギリの状態で通院している方が結構多いため、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを考慮して訪問診療に切り替えたり、状態が悪化して訪問診療にせざるを得なくなったりしました。また上旬は新規の紹介が全くなく、後半の2週間に集中して5件依頼が来るという偏りっぷりでした。診療の空き枠がなく、診療所から非常に近い方1名を除く全員をお断りせざるを得ない状況となってしまったことは悔やまれますが、提供できる医療の質を落としたくないので枠を越えての依頼は受けていません。今後も受ける予定はありません。
巷は新型コロナウイルス感染症一色となっていますが、それに合わせて働き方を変えたり個人防護具を確保したり寄付していただいたりと、日々変化する状況に対してこちらも少しずつ変化しながら対応しています。今のところ新型コロナウイルス感染症を強く疑う状況での往診は1件もありませんがまだまだ予断を許さない状況です。
それらの変化に合わせる形で地元のお店からのテイクアウトの選択肢を増やしたり、Zoomミーティングを導入したり、スタッフミーティングを減らしたりと、1か月の間に様々な変化が生まれています。また昨年とは異なり、整備した竹林から連日筍が掘れるためあちこちに配っているうちに筍目当てで診療所に来られる方も増えてきました。裏庭の完成度は昨年とは段違い、前面の畑も同様で、今後もさらに変化していくことでしょう。