3月が終わりました。今月は新患8名、自宅お看取り2名、病院から死亡退院4名、施設入所1名(入所待ち2名)と動きの多い1か月でした。連携医療機関のありがたさが身に染みた1か月ともいえます。
また、定期訪問の件数が過去最高の145件でした。重症のため毎週訪問の方、関節内にヒアルロン酸注射をするため毎週訪問の方、状態が変動するため頻回に訪問した方が多かったことが要因と思われます。そのおかげか分かりませんが往診17件のうち夜間と深夜が1件ずつで休日往診はゼロと、大半の往診が日中でした。動きが多い割には休めた印象です。
それよりも大きなインパクトは新型コロナウイルス感染症の影響です。1か月で今までの生活を激変させるほどの社会的影響を与えたと言っても過言でないでしょう。手洗い、換気を積極的に行い、在宅勤務と直行直帰を出来るだけ取り入れ、出勤しないとできない業務が終わり次第速やかに帰宅するよう通達するなど、日々の仕事の仕方をアレンジして対応しました。換気しやすく外に椅子とテーブルがあるためにスタッフ同士の物理的距離を広げやすい環境であることは今回非常に助かりました。一方でマスクと消毒液は慢性的に不足しており使用する場面を吟味して使用しています。今月からは訪問診療に出るスタッフの数を減らし、ルートによっては院長のみで訪問することとしました。
終息がいつになるかは分かりませんが、これをきっかけに業務の見直しや効率化、ICT導入など次のステージに進めるいい機会と前向きに考え、一人一人の生活と心身の安全を保ちながら全員が成長していけるよう歩みを進めていこうと思います。
写真は最近掘れるペースが上がっている筍です。敷地内竹林からどんどん生えてきます。