処方も検査も不要な方ですが、生きるための手助けは必要な方です。ヘルパーさん大活躍、連日のデイサービス先での様々な支援にも大きく支えられています。 認知症を持ち独居の方、寒いと震えていたので暖房を探し出してコンセントも探し電源を入れ、猫の食べるものがないと話していたので部屋の中にあった猫缶を見つけ出し、皿に開けました。医学的に出来ることが少なくても、人として出来ることは何かしらあるはずです。
「なんか困ってることある?」 「スイカをもらったんでお供えしたいんだけど、重たくて運べないのよ。流しに持って行って切ってくれない?」 ということでデカい包丁で切りました。 切った半分はアパート1階に住んでいる、いつもお世話になっている人に差し上げるんだそうな。誰かに物をあげることで満たされるという方は少なからずいらっしゃいますね。
出会いは2019年。入院していた夫を連れて帰って自宅で看取るか否か、その重大な決断を一人でしなければいけない中で体調を崩して外来を受診したのが最初。自身でその決断はついに出来ず夫と死別し独居となり、そこからは喪失の日々。認知機能の低下はなく、ADLはなんとか自立していたため介護保険サービスはほとんど使えず、また使う決断も出来ず。当院の訪問診療と訪問看護のみ繋がり、ずっと定期的に関わってきた。彼女の喪失感は医学的には埋めることは出来ず、出来たことは繋がりをずっと維持すること、つまり定期的に会いに言 続きを読む >>