
ココロまち診療所は医学生、社会福祉士を目指す学生の実習は毎年受け入れていましたが、看護学生の実習を受け入れる機会が今まで一度もありませんでした。以前から加藤先生(Yukiko Kato)に相談をさせていただいていたのですが、今年度からついに実現しまして、この度なんと看護学部の看護学生を6名も受け入れることができました。
実際受け入れて接してみてびっくり。「なんで実習先にココロまち診療所を選んだの?」と聞くと、皆驚くほど具体的な理由と考えを持っており、自分の言葉でそれを口にしていました。しかも事前に当院のことを調べている学生、具体的な質問項目を事前にいくつも考えている学生ばかりでした。自分自身の10代の頃と比べると雲泥の差です。素晴らしい熱量とモチベーションの持ち主ばかりで、こちらも様々な刺激をもらいました。
写真は6名全員で作成したと思われる実習レポートですが、内容を読んでみると僕が学生たちに話した内容が漏れなく記載されていることに驚きます。当たり前だろうと思うかもしれませんが、実習に来る学生がみなやる気に満ち溢れているわけではなく、皆が話したことを覚えていているわけでもありません。そんな中、前のめりに話を聞いて質問を色々してくれるとこちらも刺激になり、学びになり、自分のやってきたことを肯定されている気になります。ありがたいことです。一人でも多く、在宅医療の世界に飛び込まなくてもいいですがどこかで誰かの助けになれるような人材になってくれればこれ以上望むことはありません。