先日お看取りした方のお宅へご挨拶に伺いました。診療所の近隣の花屋さんがくださったお花をお渡しし、生前の話に華を咲かせました。
開業前の2017年から訪問診療をしていた方で、102歳の大往生でした。吐血して往診、自宅で粘って復活というところから、インフルエンザにかかっても復活。2021年に転倒して坐骨骨折した時は食べられなくなりましたが、CVカテーテルからの高カロリー輸液で生きながらえ、何の処方もしていませんがなぜか約半年後に少しずつ食べられるようになってCVを抜きました。長女夫婦だけでなく孫、ひ孫と共にドタバタな日常を積み重ね、すっと眠るように、家族が見守る中で最期を迎えました。
「孫もひ孫も良い経験ができたと思います」
「『さようなら』ではなくあえて『また会いましょう』にしますね」