恒例となった、実習に来た学生からのレポート。大抵のレポートは全部で4-6ページくらいですが、この学生のレポートはなんと合計24ページの大作です。中身を読むとレポートというよりもはや読み物。エッセイか?と思うほどの出来です。
今回、壮大なレポートを読んで嬉しく思ったのは添付画像にある「患者さんが生きている」という表現でした。患者ではなく人として生きることができている、と僕は解釈しました。しかしそれ以上に嬉しかったのは、レポートの中に僕自身の記載がほとんどなかったこと、そして当院の他のスタッフに関する記載が多くあったことです。僕個人ではなく環境や理念、それを成す様々な要素に影響を受けてくれたんだな、若い世代に対してそういったものを示すことができているんだな、と思えることが何より嬉しいです。自己肯定感が向上する機会は貴重ですので、ありがたいことです。訪問診療の同行はそこそこに、他の様々な業務に同行してもらった甲斐がありました。