徐々に彩りが出てきました。1枚目2枚目紫陽花、3枚目ゴーヤ、4枚目ハコネサンショウバラ、5枚目はアルストロメリアです。
開院当初から裏庭の管理は橋本亜矢さんが全て行っています。工場跡地だったため開院当初は荒地となっており、土はボソボソで掘れば石や謎の人工物(何かの部品らしき物)が出てきて、雨が降ると土が斜面に沿って流れてしまう状況でした。そのため最初から何かを植えて育てる状況ではなく、土壌改良と現状把握から始まりました。そして季節ごとに周囲がどう変化していくか、どんな動物が現れるのかといった情報を収集してから計画を立て、どこに何をどんな風に植えて育て、何月に入れ替えて、といった段取りを組むのに相当の月日と手間を要しました。その道のプロというわけではないのでもちろん予定通りにいかないことや、周りから色々言われること、突然のお裾分けなどたくさんのイレギュラーや想定外がありましたがその都度修正、対応しながら今に至ります。
知識のない僕が携われるのは水をやることと雑草を刈ることくらいです。しかし当たり前なのですが植物も生き物なので水をやれば良いというものではなく、何度も水不足で枯らせてしまったり花が咲かなかったり、水過剰で根腐れさせてしまったりしました。この1年で多少そういった失敗は減りつつありますが、生き物を育てるのは難しいという当たり前のことを痛感します。
開院して3年目に突入する今年は昨年までの経験を活かして良い空間となっていくことでしょう。お立ち寄りの際には是非裏庭「こころのにわ」まで足を運んでみてください。