ココロまち診療所
「生き辛さ」を感じている方を支えます12月の報告 | ココロまち診療所
12月が終わりました。新規の方3名、在宅看取り1名、合計患者数は99名となりました。毎度ながら枠はカツカツで、常に空きがない状況が続いています。お看取り等で空いた枠はすぐに埋まり、在宅医療のニーズが高いことが伺えます。市内13地区のうち長後、湘南台の2地区に患者の多くが集中しており（全体の約4割）、12月の依頼は全て長後地区でした。最も連携する機会の多い藤沢湘南台病院からの患者が多いためと思われます。ありがたいことです。そういった事情を受け、移動距離が長くなれば移動コストが高くなりひいては提供する医療の質が低下するため、12月から横浜市泉区の新患を受けないことにしました。
電話再診14件は前月とほぼ変わりませんがその半数が27日以降に集中していました。臨時往診は9件と前月よりも2件増えましたが、夜間往診は1件のみ（それも初診往診のみ）で深夜・休日の往診はゼロでした。当院はみなし訪問看護を必要に応じて提供していますが、これのお陰で日中のうちに早めに対応ができ、夜間や深夜、休日の往診を必要とする場面が減っているのだと実感します。
診療以外では、今年も多くの方々からお歳暮を頂きました。訪問先、連携事業所、遠くの仲間たちなど…多くの繋がりのお陰で今があると日々実感していました。すべての繋がりに感謝申し上げます。
診療所全体として2020年を振り返ると、3月4月が電話再診の影響で収入が減少していたもののその後はゆっくり右肩上がりとなり、ようやく賞与を出せるようになりました。引き続き、スタッフや患者とその家族の生きづらさを支えられるよう、より一層精進していきます。2021年も宜しくお願い致します。